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10月20日
仮名

近所を散歩していると、どこからともなく金木犀の香りが流れてきて、
花を見つけるよりも先に、匂いで開花を知らせてくれます。
こうやって、季節の移り変わりを感じるときは、
仮名の世界を想います。

仮名の題材になる和歌は、
自然の詩や作者の感情を自然の変化に重ね詠ったものが多く、
怒りや悲しみを伝えるものであっても、現代の世の中とは違って、
どこか穏やかな印象を受けます。

特に私は伝藤原行成の「升色紙」から、ゆったりと豊かな時間の流れを感じます。
升の形の紙の中に、軽やかな連綿と大胆にとった余白・粗密のバランスが美しい作品ばかりです。

ここに載せた写真は私の仮名です。
升色紙とはかけ離れた作品ですが、墨だまりや渇筆、流れの中に一呼吸おくことを意識しています。
平安の美しい仮名への憧れもありますが、私なりに穏やかな気持ちで書いてみました。


c0171828_2163088.jpg


見せばやな雄島のあまの袖だにも濡れにぞ濡れし色は変はらず
殷富門院大輔 「百人一首」より
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by fujimi_maesaki | 2009-10-20 21:13 | 作品
10月17日
稲刈り

昨日、稲刈りに行ってきました。

朝から、お弁当をもって兄と妹と三人で出かけました。
兄は仕事があったので途中で一度帰って、また午後に迎えに来てくれることになり、
妹と二人でのんびり稲を刈りました。

田植えよりも稲刈りのほうが簡単で楽しいよね~と最初は二人で話していたのですが、
今年は、雑草の多さに大苦戦!刈った稲に雑草が山ほど混ざっていて大変です。
去年より雑草がかなり多かった気がします・・・

兄が戻ってきて、束ねて干す作業を始めると、
稲の干すために組まれた竹が次々と倒れてしまい
バランスをとるのに一苦労・・・それでも何とか刈った稲を全部干すことができました。

一日中太陽が照りつける自然の中で、
虫や稗に囲まれて黙々と稲を刈るのは本当に疲れたけれど、
たまに吹く風はとてもさわやかで気持ちがいいし、
束ねた稲を振ってみるとサラサラといい音がして、清々しい気持ちになりました。


c0171828_18332324.jpg


着いてすぐの状態、ここまでは妹と父が刈っていました。

c0171828_18335493.jpg


昨日はここまで・・・撮影した位置が少し違うけど、上の写真より
ずいぶん進みました。
全部刈るのにあと何日かかるかな・・・??
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by fujimi_maesaki | 2009-10-17 19:19 | 出来事
10月12日


今日、最終日を迎えた「衣匠布 i shou fu」。
一週間ほど、毎日中本さんの布を見ながら過ごさせてもらいました。

たくさん素敵な作品がありましたが、
中でも兄のアイデアで、中本さんのお宅にある障子をイメージして作られたタペストリーは、
格子の部分や色の変化、後ろから当てられた布のバランス、とても美しくて見入ってしまいました。

中本さんの展覧会、
いつもはストールなどの身につける目的で布を選んでいましたが、
今回は軸装用の布を買ってみました。

写真ではわかりづらいかもしれませんが、
白い糸を規則的に織られた布で全体的に透かしがあるので、
軸にするには紙を後ろから当てて使います。
写真は、下に茶系の布をひいているのですが、白い紙の
上でも布の表情が面白くてとてもきれいでした。

この布を使って素敵な軸を作り、
来年のアクロス展「風花山叢」で披露したいと楽しみに思っています。



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by fujimi_maesaki | 2009-10-12 22:34 | イベント