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by fujimi_maesaki
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10月20日
仮名

近所を散歩していると、どこからともなく金木犀の香りが流れてきて、
花を見つけるよりも先に、匂いで開花を知らせてくれます。
こうやって、季節の移り変わりを感じるときは、
仮名の世界を想います。

仮名の題材になる和歌は、
自然の詩や作者の感情を自然の変化に重ね詠ったものが多く、
怒りや悲しみを伝えるものであっても、現代の世の中とは違って、
どこか穏やかな印象を受けます。

特に私は伝藤原行成の「升色紙」から、ゆったりと豊かな時間の流れを感じます。
升の形の紙の中に、軽やかな連綿と大胆にとった余白・粗密のバランスが美しい作品ばかりです。

ここに載せた写真は私の仮名です。
升色紙とはかけ離れた作品ですが、墨だまりや渇筆、流れの中に一呼吸おくことを意識しています。
平安の美しい仮名への憧れもありますが、私なりに穏やかな気持ちで書いてみました。


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見せばやな雄島のあまの袖だにも濡れにぞ濡れし色は変はらず
殷富門院大輔 「百人一首」より
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by fujimi_maesaki | 2009-10-20 21:13 | 作品
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